◇目次◇
1.シュラフカバーの必要性は?
2.シュラフカバーの拡張性
3.まとめ
1.シュラフカバーの必要性は?
いつもオクトスブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「シュラフカバーの必要性」について
書かせていただきます。
まずは「シュラフカバー」とは、
一体何者なのかということですね(^^♪
実は...その名の通り「シュラフカバー」とは...
「シュラフ」の「カバー」なんです!(^^)!笑
こんな感じです↓↓
「シュラフ」には「ダウン」が入っており、
この「ダウン」が濡れると性能(保温力や復元力)が...
「Down(ダウン)」しちゃうんです(>_<)
中には撥水加工を施した「ダウン」が封入されている
「シュラフ」も存在しますが、吸水しにくいダウンというだけで
シュラフ内の水蒸気が軽減されるわけではありません。
出来れば「シュラフ」は濡らしたくないアイテムですよね('ω')ノ
「シュラフカバー」を併用することにより、
更なる保温力のアップが見込まれます。
そしてテント内の結露やテント底部からの
浸水等の「外側」からの濡れを防いでくれます。
なんとも優れものなんです(^^)/
しかし、メリットがあれば、デメリットも付き物です(*_*)
そんなに甘くないんです( 一一)
先日、「生地」の「記事」を書かせていただきました(*'▽')笑
はい...またやりました(>_<)
「耐水圧・透湿性・撥水・防水とは?」という記事を
ご参考にしていただければ、わかりやすいかと存じます。
人は安静時でも1時間あたりに「約50g」の汗をかきます。
寝ていても出ちゃっているんですよ(;・∀・)
どれだけ透湿性能の高い生地を使用している「シュラフ」と
「シュラフカバー」を併用しても、
シュラフ内生地+ダウン+シュラフ外生地+シュラフカバー生地
というなんとも湿気が脱げにくい「方程式」が
出来上がってしまうのです(=_=)
透湿性の高いスペックを持った「シュラフ」「シュラフカバー」
であれば、ある程度は、濡れを回避できるかと思いますが、
「耐水圧」「透湿性」に特化した 「ゴアテックス」を
使用しても濡れるときは濡れます(>_<)
自分の汗で「シュラフ」「ダウン」「シュラフカバー」を
「内側」から濡らしてしまう危険な匂いが
プンプンしてきますね( ;∀;)
もちろん、人一倍汗っかきの私は後者の
「内側」から濡らすパターンです( `ー´)ノ
2.シュラフカバーの拡張性
シュラフカバーは単体でも使用できます。
夏場のテント泊で単体で使用される方も
多いのではないでしょうか。
また、非常時のビバークサックとしても使用できます。
体感温度や着衣、テント内の人数、就寝場所等にもよりますが、
10℃前後までシュラフカバー単体で就寝が可能です。
山行荷物から「シュラフ」を省けたら、
相当負担が少なくなります。
代わりにビール5本くらい持っていけちゃいます(>_<)
3.まとめ
テント内の結露やテント底部からの浸水の可能性がある場合は、
シュラフカバーを併用し、就寝時に蒸れを感じる際には、
サイドジッパーを開けて湿気を外へ逃がすことを
おすすめします。
また吸水性の高い着衣で就寝することで、内側からシュラフを
濡らすことを防ぐことが出来ます。
テント内の結露やテント底部からの浸水の心配がない場合は、
思い切ってシュラフカバーを併用せずに使用することを
おすすめします。
ライタープロフィール
林 郁範 (はやし ふみのり)
株式会社 オクトス 代表取締役
北海道に生まれ、高校から山岳部に入部し、
大学でも山岳部に在籍。
登山用品販売会社でザックやテントなどの製造に携わり、
1999年にオクトスを創業。
自分がほしいものを作っているだけ。
同じようにほしいと思ってくれる人がいるはず。
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