6/25 瑞牆山マルチピッチ継続トレーニング

簡単なグレードとはいえ長時間クライミングを続けることで、体力と集中力を養うのが今回の目的です。

スピード重視で登っていたので写真は少なめです。ご了承ください。

(専門用語が多すぎて何言ってるか分からない、という方も雰囲気だけお楽しみください)

 

07:50 瑞牆植樹祭駐車場出発

08:30 十一面奥壁 白砂のテラス到着

予想最高気温は下界でも30度を越えてており、汗だくのアプローチになりました。

テーピングを巻いて、クライミング開始。

 

 

本日1本目

09:00 十一面奥壁 「一粒の麦」5.10c 5P 登攀開始

2p目 5.10aくらい?

見事に割れました系のクラックをグイグイ登ります。

 

 

 

 

4p目 5.9くらい

ハンドクラックから短いワイドクラックに導かれ、最終ピッチのテラスまで。

ワイドクラックは楽しい!

 

 

5p目 5.10bくらい?

核心ピッチ。最後10mは気持ちいいコーナークラックに癒されます。

 

10:40 一粒の麦 終了・下降開始

 

頂上は気持ちのいい広場になっており、展望は最高!

一息ついて、すぐ下降に移ります。

(チムニーの隙間のトンネルから歩いて降りることができます)

 

 

 

 

 

本日2本目

11:10 「アウトサイダー ズルムケチムニー」5.9 7p 登攀開始

変なルート名ですが、クライミングではよくあることです。

1p目 5.9くらいのチムニー

要所にフットホールドがあり楽をできますが、あえてワイドムーブ限定で登るのも面白そうです。

チムニーのくせに抜け口にムーブがあって楽しませてくれます。

 

トポでは7pとなっていますが、歩きのパートをリンクしたため4p分で終了しました。

上部のチムニーは、チョックストーン帯が風化していて要注意です。

 

12:10 アウトサイダー ズルムケチムニー 終了・下降開始

 

本日2度目の十一面奥壁ピークへ。そしてすぐ下降開始。

 

 

 

 

 

本日3本目

12:30 「joyful moment」 5.9 5p 登攀開始

ま だ 終 わ り ま せ ん

トポで言う3p目 5.8くらい?

 

今回も5p設定でしたが、1,2p目と4,5p目をリンクしたため3pで終了。

 

13:40 joyful moment 終了・下降開始

 

本日3度目の十一面奥壁ピークへ。相変わらず景色はいいですが、新鮮さはありません。

 

我々の目測では、この3本目を登り終えた時点でいい時間になっているはずでした。

しかし案外元気なうえ、時間も余りまくっているので、、、

 

 

本日4本目

14:30 十一面左岩壁「山河微笑(さんがほほえみ)」5.10a 5p 登攀開始

ま だ 終 わ り ま せ ん

3p目 5.9くらい?

ハンドクラックと思いきやワイド気味になったり、フェースに移ったり、色々楽しませてくれます。

 

 

5p目 5.10a

短いですが奮闘的な、本ルートのハイライトにあたるワイドクラック。

リービテーションも決まるのではないでしょうか。

 

写真はありませんが、2p目の5.7程度の大チムニーが最高でした。

どう最高だったのかは、実際に登ってみて体験してください。

場合によっては濡れていて、今どきのフリークライマーの皆様は嫌いかもしれませんが・・・

 

 

16:30 山河微笑 終了・下降開始

 

夕焼けを見ながら懸垂下降。ロープは60mシングルを1本だけ持参しましたが、問題なく降りられました。

 

16:55 取付に帰着

 

強烈な空腹を我慢しながら、汗だくのまま下山開始。

 

17:40 駐車場へ戻る

夕焼けに染まる瑞牆。世界に誇れる岩場です。

 

貴重な晴れ間、私にとっては珍しく呼吸の合うパートナー、大きな岩場・・・

最高のクライミングを楽しめました。

 

しかし本当のお楽しみは下山後、茅野市街地で中華料理屋とドーナツ屋をハシゴすることなのでした。

 

富山店 武田


 

最後に、おすすめのクライミングシューズをご紹介いたします。

画像左 SCARPA MAESTRO MID 18,000円+税

画像右 LA SPORTIVA TC Pro 22,500円+税

指を伸ばした状態で履いても花崗岩の結晶に立てる、驚異的な剛性を誇ります。

そのためゆとりのあるサイズで履きたいマルチピッチやアルパインルート、トラッドルートにおいて強力な武器になる靴です。

個人的には、これらのどちらか一足があれば花崗岩のすべてのクライミングに対応できると思います。

 

今回私はTC Proの方を履いていましたが、ほとんど脱ぐことなくクライミングに集中できました。

くるぶしが保護されているのでワイドクラックにも最適!

剱のバリエーションを狙っている、等の場合でも使いやすいでしょう。