コース概要:三城いこいの広場→茶臼山→美しの塔→牛伏山→美しの塔→王ヶ頭、王ヶ鼻→桜清水オートキャンプ場(道路を歩いて三城いこいの広場へ戻る)
三城いこいの広場の駐車場から、まずは茶臼山を目指してスタートです。
登り始めは日差しの強さを感じますが、沢沿いに出ると一転して涼しく快適でした。
登りで走れるほど足が出来ていませんが、時々こんな場面が出てくると思わず走り出してしまいます。
稜線に出るまで、もう少しの辛抱…
登り始めてから30分ほどで茶臼山山頂に到着。
今回使用したベスト→
10,000円+税
500mlのフラスクボトルが2つ付属してこのお値段!お買得です。
背負い心地も良好です。
小さい容量のザックでも代用可能ですが、やはりトレランではベストタイプの方が走りやすいのでオススメです。
稜線に出れば、いよいよトレイルランニングのご褒美の時間。緩やかにアップダウンを繰り返す道を、とにかく自由に駆け抜けます。
周囲に人影はなし。360度どこを見渡しても草原が広がり、その中を走ります。景色が良すぎて、時々立ち止まってしまうほどでした。
牧場を横切ります。牛を刺激しないよう、ここは歩いて通過。
美しの塔
せっかくなので足を延ばして、牛伏山まで登ってきました。美しい草原ですが、山火事がきっかけと思うと複雑ですね。
美しの塔周辺まで戻り、右手に見える王ヶ頭のホテルを目指します。
相変わらず草原が美しいです。
王ヶ頭の標識。ホテル裏手にありました。
どうせなら、ということで王ヶ鼻も見学。石切り場としての歴史を持つようですが、岩がもろくクライミングが出来る感じではありませんでした。
王ヶ鼻で大休止&モグモグタイム。このプロテインが明日の自分を強くしてくれると信じています!
王ヶ鼻から直接道路に下りる道があると知り、とりあえず下ってみることに。出だしは浮き石が多いトレイルでしたが、すぐ土のトレイルに戻って一安心。気持ち良く走れました。
しばらく走ると、桜清水オートキャンプ場に出て終了。登山開始からここまで、大休止も含めキッカリ3時間でした。最後は自分の車まで舗装道路を走って戻るという残業をこなして、温泉とそばを味わい富山に帰りました。
今回使用したギアをいくつかご紹介いたします。
17,000円+税
オフセット(ドロップ差):3mm
ソール厚 ヒール:23mm フォアフット:20mm
重量:270g
HOKAのシューズの中ではクッション少なめのモデルですが、それでも他社シューズと比較するとかなりのクッションを感じます。かといって柔らかいだけでなく、フォアフット部分に反発力のある素材が使用されており、踏み込むときに力が逃げず、力強く加速することが可能です。
43,000円+税
GPS搭載モデル。ログ(自分がどのように移動していたかの記録)を取り、画像のように腕時計本体に表示させたり、スマートフォンやPCのアプリと連動して記録したりと、様々な遊び方ができます!
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最後に突然ですが、トレイルランニングという遊びについて、初心者ながら少し思ったことを書いてみたいと思います。
「ランニング」という名前はついていますが、上りでガンガン走る人なんて一部のトップ選手くらいでしょう。一般ランナーはのんびり歩いてやり過ごし、平坦もしくは下りになったら、思うままのスピードで走ったり、早歩きしたり、無理だと思ったら歩いたり。そんなゆる~い感じで軽い荷物を背負って、気楽でマイペースに出来る遊び、それがトレイルランニングの真の姿なのです。
装備の軽量化による恩恵は、行動時間の短縮や体力の温存にあると思われがちです。それも大いにあるのですが、それ以上に感じるのは、少ない道具で山に入ることで、よりディープに自然と関わりあえているという感覚です。
もちろんアスリートのように自分を追い込んで限界を押し上げる、という楽しみ方もあります。しかしそれとは対照的に、子供が近所の裏山を駆け回るような気持ちを大人になって取り戻せること、それもトレイルランニングの立派な魅力の一つだと思うのです。レースに出て優勝を目標にしないなら、登りで無理に走る必要はありませんし、美しい風景に出会えば立ち止まって眺めてもいいではありませんか。
極端なことを言えば、始めるのに必要な道具は専用の靴だけです。そんな風に気楽に考えて、まずは近所の山からトレイルランニングという遊びを始めてみませんか?
富山店 武田